《スルタン・ハン》
コンヤでは「メブラーナ博物館」と「カラタイ神学校」を見学し、カイマクルへ向かう途中で「スルタン・ハン(隊商宿)」を訪れました。石の城壁、重い扉を開けると中は当時の生活が再現されていました。と同時に、どこからともなくチケット販売のおじさんが現れ、2YTL/人を取られました。今回の旅行中の写真で、最も空の色が「青く美しい」場所でした。
《カッパドキア》
アナトリア高原の中心にあるギョレメ地方は、かつての王国の名にちなんで「カッパドキア」と呼ばれています。エルジェス山の火山活動で堆積した溶岩や火山灰が長い年月をかけて侵食によってできた「奇岩群」は一度見たかった場所でした。
《ギョレメ谷》
岩の中に数多くの洞窟教会を造って信仰を守り続けた場所です。現在は「ギョレメ野外博物館」として、「りんごの教会」や「蛇の教会」など11世紀に建てられたというのに非常に保存状態の良い、内部の装飾など壁画を見学することができます。
《ユルギュップ》
奇岩に囲まれた街、ユルギュップ。10世紀頃には、この地方のキリスト教社会の中心で、洞窟住居や教会のあとがたくさん残されています。細長い奇岩は「妖精の煙突」と呼ばれています。
《カイマクル》
1964年に発見された地価8階の巨大な地下都市です。イスラム教徒の迫害から逃れるためにキリスト教徒は地下に隠れて生活し、居室、台所だけでなく、教会や学校まで通路で結ばれているようです。この地下都市では、約1万5千人が地上と同じように生活していたというのは驚きです。薄暗い入口から「⇒」に沿って、中腰で坂道や階段を下りると、当時の生活を垣間見ることができます。現在は地下4階までが、見学可能となっていて、また「⇒」に沿って上って出口を目指します。地下はひんやりしていて、暑さはしのげますが、高さが低いので「帽子」は必需品でした。
《ウフラーラ》
高さ75m、長さ12kmの絶壁に囲まれた大渓谷「ウフラーラ」。入口から谷間を流れる渓谷までは、約400段の急な石の階段を下りなければなりません(もちろん帰るためには上る)。途中でキリスト教徒の「岩の教会」や、「ビューポイント」があり、一番下まで降りた眺めよりも上からの眺めの方が、数段素晴らしかったので、帰りの足取りは非常に重く、翌日「ふくらはぎ」が痛かったことは、言うまでもありません。 |