TURKEY トルコ共和国
 
 モスク、フェリー、アンカラ鉄道、など
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《 旧20YTLと現20YTL 20トルコリラ紙幣 》

 写真は20YTL、1YTL=約80円。2005年1月にデノミが行われ、1,000,000旧YTL=1新YTLになりました。新紙幣は1,5,10,20,50,100、硬貨は1,5,10,25,50Kurusのほかに1YTL、2005年内は新旧が混在して流通しています。

 

 《トルコ》
 トルコ共和国、首都はアンカラ、人口は7,300万人、日本との時差は7時間(サマータイム時は6時間)、国民の99%がイスラム教徒。鉄道が少なく車が移動手段であるためかガソリンスタンドが多く、レストランやドライブイン、コンビニ(お土産まで)が併設されています。トイレは有料と無料が半々ぐらいで、有料の場合は50Kurus(約40円)が必要です。ガソリンの税金がいくらかは分かりませんが1Lが200円以上と日本よりもさらに高価です。

 《モスク》
 国民の99%がイスラム教(主としてスンニ派)だけあって、どこでもモスクを見ることができます。日本の何処でもお寺が見られるのと同じですね。モスクには基本的に一本のミナレットがあります、ここに登って「お祈りの時間ですよ〜」って周りの住民への連絡に使ったようですが、もちろん現在は電化が進みスピーカーが設置されています。また基本的には一本でよいミナレットですが、複数本を有するモスクも数多く見ることができます。これは権力の象徴とのことで、地域の有力者はモスクを建設する費用を出して立派なモスクを建設します。すると自分が死んだ後でも、そのモスクは建てた人の名前、例えば「SUZUKIモスク」と呼ばれ続けるようです。

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 ボスポラス海峡を境にアジア側とヨーロッパ側、さらにヨーロッパ側は金角湾より北を「新市街」、南を「旧市街」と呼びます。

 イスタンブール「エジアバット港」から「チャナッカレ港」へフェリーでマルマラ海を渡りました。ヨーロッパ側からアジア側へは第1および第2「ボスポラス大橋」を渡る方法もありますが、わずか30分の船旅も風が爽やかで快適でした。

 イスタンブール市内は、バス・タクシー(青白)を多く見かけます。ムスリムのはずなのに、チャドル姿の女性を見かけることは珍しく、バス・タクシーとも男女一緒でした。

 《景色》
 地中海に面した「オリーブ畑」の広がる地から農業すら満足にできないという東部山岳地域まで、色々なトルコを見ることができます。アジアとヨーロッパ、独特の歴史を持つトルコ、様々な文明の融合という歴史的背景から、いたる所に歴史遺産が残っています。観光客だけでなく、そこに住んでいる人々も様々です。時期が少し遅く「満開のひまわり畑」を見ることはできませんでした、想像できないくらい見渡す限りの「ひまわり畑」は壮観です。

 

 《お土産?》
 美しい光沢と深い趣を放つ「トルコじゅうたん」、「ペルシャじゅうたん」の方がなじみ深いですがトルコ人は「トルコじゅうたん」を世界一、ギネスブックにも載っていると言います。正直私には「ペルシャじゅうたん」と「トルコじゅうたん」の区別は付きません。ただし、いずれも縦糸横糸ともにシルクで織り上げた、シルクのじゅうたんは絶品です。見る方向によって色合いが異なり、シルクのため肌触りもよく、細かな細工のため裏から見ても素晴らしく・・・でも価格も素晴らしい。

 トルコ石も魅力的、ペルシャのトルコ石はトルコのそれに比べると、色合いが薄い、いわゆる「ペルシャンブルー」ですが、トルコのトルコ石は更に青みが強く甲乙つけられない輝きを放っています。

 モスクの壁のような模様の陶器やタイル、牛や羊の革製品が有名。子羊の皮だけを使ったという軽くて柔らかい「シルクレザー」、デザインはヨーロッパ風、ヨーロッパの一流デザイナーズブランドは、ここから輸入して「ブランドタグ」を付けているだけ、などと皮製品(ブレザー、コート)を勧められました。おまけに裾や袖は切り落としてあって、わずか10分で私サイズになるとのことです・・・が、どう見てもデザイナーズブランドとは程遠く、おまけに外は40℃近い猛暑のトルコで、さすがにコートを買う気にはなれませんでした。

 魚の目?の、模様が書かれた「ナザル」というガラス玉のキーホルダー。魔よけの効用があるというし、少しのおまけと流暢な日本語に勧められ、思わず買ってしまいました。

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 《食べ物、トルコ料理》
 世界三大料理のひとつ「トルコ料理」、と期待が大きすぎたせい?、それともおいしいレストランで食事をしなかったせい?、総じてオリーブ油と香辛料を使って調理した味のない料理が多くて、ちょっと残念でした。ドネルケバブ、キョフテ、カルルヤルックなど有名料理はありますが、ナスと豆、サフランとシナモンといった感じです。またデザートも、とにかく甘くて完食できません、またヨーグルト発祥の地で、ヨーグルトを薄めて塩を加えた「アイラン」も如何なものか・・・? その他、「チャイ」はアップルティーがポピュラーで、熱いものも冷たいものも、それなりでした。最近、不純物?で死人が出たとのことで政府が飲まないようにと指導しているという「ライオンの乳、ラク」を試すことができなかったのが残念でした。

 果物はどれも甘く、冷えていればおいしくいただけます。道路沿いで果物を販売している露店も多く、りんご、バナナ、なし、メロン、すいか、プラム、オレンジ、いちじく、ざくろ、など豊富です。

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 《アンカラエキスプレス》
 小さな地方都市だった「アンカラ」は、1923年トルコ共和国初代大統領「ムスタファ・ケマル・パシャ」によって首都を置かれて以来、都市計画によって整備されモダンな街になっています。

 首都アンカラから、イスタンブールまでアンカラエキスプレスに乗りました。一等寝台、各室2名のコンパートメントで、各室には上下の寝台以外に、洗面台にタオル、冷蔵庫に写真のサービスお菓子などが付属しています。窓も開くので隣室に気兼ねすることなく喫煙もできます。トイレは車両にひとつで、決してきれいとはいえませんが耐えうる範囲です。

 駅の売店でビールを買い込み、ぐっすり寝れば「イスタンブール」に到着?。アンカラを22:30に発車し、イスタンブールの「ハイダルパシャ駅」に到着したのは、朝の7:50でした。一番下の写真は、アンカラエキスプレスではなく、トルコの地方都市を走る電車です。

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《ご一緒した方々》 とっても仲の良い福家姉妹、井上姉弟、赤松夫妻です。

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