Kingdom of Thailand タイ王国
 
 バンコク、カンチャナブリ、アユタヤなど
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 「天使の都」といわれるバンコク、この地に降り立った瞬間に高層ビル、仏閣の偉容、市場の活気、人々の熱気に驚かされ、バンコクから約85km北の「アユタヤ」では、いにしえの寺院や仏像に栄枯盛衰を感じさせられます。バンコクから約130km離れた「カンチャナブリ」には、日本軍の慰霊塔や連合軍の共同墓地に今も戦争で亡くなった方々が静かに眠られており、死の鉄道とクワイ河鉄橋として有名になった「旧泰緬鉄道」が今も運行されています。この列車に乗車すると、「私達は、外の世界がタイ国カンチャナブリー県クワイ河と同じように、平穏幸福であればと願います。」と結ばれた写真のような「誇りの証書」がいただけます。          

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      《王宮の入場券売り場》

 この王宮は1782年に、国王の宮殿、即位式の建物、王宮守護寺院の「エメラルド仏寺院」などのほか、宮内庁や官庁などの建物が、四方を長さ1,900mの壁に囲まれた面積218,000平方mの敷地内に建設されました。ラーマ1世は即位後、チャオプラヤー河の西側にあるトンブリーは王都として相応しくないと考え、対岸の東側のバンコクへ都を移し、宮殿のほかに行政を司る各種省庁なども王宮内に建てられたようです。

 最も有名な「エメラルド仏寺院」には、タイ国の本尊仏として最も崇められているエメラルド仏が本堂に安置されています。緑色をした翡翠で彫られ、膝幅は48cm、高さは66cm、1434年、チェンライにある仏塔が落雷で破壊され、その内部から漆喰で覆われた仏像が発見され、漆喰の剥げた部分から緑色の仏像が現れたとのことです。

 上部テラスにはロイヤルパンテオン、ピラミッド状に層を重ねるプラモンドップなど4つの建造物があります。また北側にはラーマ4世の命で造られた写真のような「アンコール・ワット」の模型を見ることができます。

 その他、アヨータヤー王国のラーマ王子の妻スィーター妃がロンカー王国のトッサカン王に誘拐され、スィーター妃を助け出すために繰り広げられる戦いの場面が描かれた回廊。
 国王が謁見に使うアマリン・ウイニッチャイ殿、パイサーン・タクスィン殿、チャクラバット・ピマーン殿から構成されるプラマハーモンティエン。1882年のバンコク王朝百年祭に建設されたチャックリー宮殿など・・・ 建物を外から眺めているだけでも飽きることはありません。

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 チャオプラヤー川沿いに建つ、色鮮やかな79mの大仏塔をもつワット・アルン(暁の寺)。暁の寺という意味を持つ寺院で、三島由紀夫の小説でも有名になりました、陶器の破片に覆われた高さ79mの大仏塔は、元は16mだったものをラマ4世の命により改修され、現在の大きさになりました。

 市場の中を抜け、桟橋からチャオプラヤー川を渡し船で、「ワット・アルン」へ向かいます。川を渡るだけの数分の船旅?ですが、その船からは、「ワット・アルン」の全景が拝めるだけでなく、自動車のエンジンを積んだ独特の暴走ボートや、野菜や果物を運ぶ手漕ぎボートなど・・・、タイならではの風景を楽しむことができます。船に救命胴衣などもなく、お飾り程度のビーチ版と浮き輪もタイならでは?

 大仏塔を囲んで小仏塔が建ち並び、塔の装飾の数々に目を奪われます。大仏塔は途中の回廊まで、かなり急な石の階段で上がることができます。回廊を一周すると、装飾はもちろん、ワットアルンからチャオプラヤー川やバンコクの景色を眺めることができます。

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         《なんと、40B・・・》

 ベニヤ板にタイの民族衣装を描き、顔を出すという、観光地ならではの記念写真スポット。ただ日本と異なるのは、40B(約130円)が必要ということ。その他、本当にタイの民族衣装を着て記念写真を撮ることもできますが、こちらは、もちろんもっと高価でした。

 17世紀に形成された日本人町。国際貿易都市として栄えた「アユタヤ」には、中国人、ポルトガル人、オランダ人、フランス人などの外国商人が集まり、それぞれが町を作って暮らしていました。江戸幕府から朱印状を交付され、最盛期には2,000〜3,000人の日本人が暮らしていたと言われますが、今は公園となっていて、その面影を見ることはできません。

 アユタヤは1350年から1767年まで、417年間タイ国の首都でした。この間渡来した日本人の首領として「有馬純広」「城井久右エ門」「平松国助」などがあげられ、なかでも「山田長政」は、日本人義勇隊長として、ソングタム王から「オークヤー・セナピムック」の爵位を授けられ、南タイのナコン・シータマラートの反乱を平定して同地の太守となったとのこと、泰日協会展示館には、その「山田長政」の像が展示されていました。
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 タイ最大級の黄金の仏像がある寺院「ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット」。高さ13mの荘厳な黄金の仏像は、15世紀にラマティボディー2世によって作られ、1603年にこの寺に安置されました。現在の寺と仏像は、ラマ5世時代に再建されたものです。

 寺院そのものもきれいですが、壁を隔てて「ワット・プラ・シー・サンペット」の3基の塔全景を眺めることができます。また観光客が多いせいか、絵葉書や民芸品を売る露天商が、軒を連ねています。

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 神秘的な菩提樹の根に包まれた仏頭。写真や記念写真は構いませんが、仏頭よりも高い位置に立たないように注意されます、記念写真を撮る時は、仏頭よりも自分の頭が低くなるように、ひざまずくようにしましょう。

 仏頭で有名になった「ワット・マハータート」。1374年に3代王によって建立され、1767年にビルマ軍によって破壊されるまで工事や修復を続けていた大寺院です。かつては40m以上の仏塔が建っていたとされますが、今はその土台しか見ることができません。仏塔跡の周囲には顔や腕などがなくなった仏像や運よく破壊を免れた仏像が静かにたたずむ光景は、まさに「栄枯盛衰」を感じさせられます。

 アユタヤのシンボルとも言われる3基の塔を有する「ワット・プラ・シー・サンペット」。1491年に完成したアユタヤ王室の守護寺院で、現在残っているのは、アユタヤ王朝中期の15世紀に建てられた3基の仏塔です。仏塔には3人の王の遺骨が納められています。

 街の中心に建つ初代王ゆかりの寺院「ワット・プラ・ラーム」。遺跡群のほぼ中心、初代のウートーン王の火葬場に建てられ、その姿はアユタヤ随一の美しさではないでしょうか。その他、完璧な形で残っている仏塔を持つ「ワット・ラーチャブラナ」、ビルマへの勝利を記念して建てられた大きな塔を持つ「ワット・ヤイ・チャイモンコン」・・・。

 四方を川に囲まれた古代都市「アユタヤ」の夜は、さらに美しくなります。これらの遺跡群はライトアップされ神秘性を増し、1991年にアユタヤが歴史公園として「世界遺産」に認定されたのも充分に納得できます。

 カンチャナブリと戦場に架ける橋。バンコクの西約130kmにある田舎町「カンチャナブリ」、大都会バンコクとはまた違った情緒が溢れ、映画「戦場に架ける橋」の舞台となったクワイ河鉄橋を渡る泰緬鉄道に乗車しました。

 クワイ河鉄橋のある駅付近には、泰緬鉄道の博物館があります。入口には昔の「日の丸」を背負った汽車が誇らしげに展示してあり、中には泰緬鉄道の地図に始まり、当時の工具から当時の武器まで・・・、外からクワイ河鉄橋の全景を眺めることができ、列車を待つ時間潰しには適当でした(失礼)。ただし、ここのトイレは無料ですが、水が別の容器に貯めてあり、自分で手桶で流さなければなりませんでした。

 列車が通過しない時間は、鉄橋を歩くことができます。もちろん線路を歩くのですから、途中で列車が来ることもありますが、ご心配なく・・・ 数箇所の避難場所が準備されています。またホームと線路の段差がないので、汽笛を鳴らしながらホームへ入ってくる列車を前から写すこともできます。

 いよいよ列車に乗り込みます。もちろんエアコンなどなく、窓全開でほこりまみれです、座席にクッションはありますが、直角の木の椅子で長く乗っていると腰が痛くなってしまいます。反面、サービスは充実しています、写真のクッキーや水に加えて、コーヒー、コーラのサービス、ミネラルウォーター、おしぼりのサービスもありました。その他、帽子(キャップ)とTシャツの車内販売もありました。

 硬い椅子とほこりに悩まされながらも、素晴らしい景色を堪能できます。ヤシの木畑、さとうきびやとうもろこし畑、タピオカの原料になるキャッサバ畑、山と川、鉄橋、古びた駅舎、木々に実る南国の果実・・・ 「世界の車窓から」タイ、カンチャナブリでした。kan10.JPG (10878 バイト)
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 クワイ河鉄道と「日の丸」を背負った汽車。汽車に乗り込むと、内部を見ることができますが、サビサビで今にも壊れそうでした。

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 クワイ河鉄橋の全景と車窓から風景。タイ特有の自然が残る「山と川」の美しさが印象的でした、水上の家はリゾート用のホテルのようでした。

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《泰緬鉄道の列車》
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《車内の様子》
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《車内での無料サービス》
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《列車の全景》
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《名前も知らない途中駅の駅舎》
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《鉄橋を渡る列車・・・世界の車窓から》
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《風景・・・おれが全部耕したんだぜ!》
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《風景・・・うるさいな〜聞こえてるよ》

 小船の上で売り買いする水上マーケット「ダムヌン・サドゥアク水上マーケット」。バンコクから車で約1時間、都会のバンコクとは違った庶民的な生活を垣間見ることができます。朝の7時〜8時頃には運河に「お土産」や「民芸品」「フルーツ」などを積んだ小船がびっしりと並び、買い物客から声がかかるのを待っています。一番にぎやかな船付き場には、観光客相手の大きなお土産やさん、小船から買ったフルーツや麺を食べるスペースもあります。また、通路にも所狭しと露店が軒を並べていました。

 水上マーケットだけでも充分楽しめると思いますが、お勧めはやはり実際にボートに乗ってみることでしょう。一列に2人、最大定員10人程度の小船で、水路を進みながら素朴な水上生活の雰囲気を味わうことができます。

 小船に乗って、水路を進むこと10分。岸辺に動く物体発見!、ワニ? トカゲ? おそらく「イグアナ」だと思います、生で野生のイグアナを見たのは、もちろん初めてでした。

 そのうち水路が開けてくると、写真のような風景を目にすることもできます。特に何の説明もなく、時にはゆっくり、時にはエンジン音を響かせ、すごいスピードで小船は進みます。左右に建てられた水上の家では、小船で訪れるお客を待っているのでしょうか? 時々家の中から外をうかがっている様子も見えます。

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 観光客御用達の「ローズガーデン」。象のショーやカルチャーショーももちろんですが、名前の通りバラをはじめとするいろんな花と水(噴水、池)の総合レジャーランドです。ここでのバイキングは、とにかく種類が多く、どれもとてもおいしかったです。窓際に座れば、池と噴水を眺めながらの食事が満喫できます。

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