タイ舞踊を鑑賞しながら、夕食をとりました。タイの伝統的な衣装を身にまとった踊り子さんがタイ舞踊を華麗に舞います。指先の動きにまで神経を使った優雅な身のこなしに、魅了されてしまいました。 バンコク郊外「ダムナン・サドアク」にある「ローズガーデン」の「タイ・ビレッジ・カルチャーショー」に行きました。中央の舞台にはタイ伝統建築のタイハウスを再現し、タイの伝統的な文化や各地方に伝わる踊りなどで観光客を飽きさせません。水の神であるナガ(男)とナギ(女)が恵みの雨をもたらすための「ナギー・サランダンス」、水の神よりもたらされた恵みの雨による豊作をお祝いする「豊作踊り」、タイの太鼓のパフォーマンス「グロン・サバッチャイ」、剣やこん棒を使った格闘技、これは短い武器を持った方はサルを表現し、長いこん棒を持つ方は巨人を表現していて、サルの挑発により冷静さを失った巨人が小さな身体のサルに倒されてしまうという・・・なんか考えさせられてしまうものです、また剣を使った格闘技は、本物の剣を使用して、音もスピードも攻撃する側される側双方の技術に驚かされました。
その他、結婚式のマナーや家族、親族、友人たちの華やかな行進、タイならではの結婚式、あまりに有名なタイ各地の衣装に身を包んだ踊り子たちによる「バンブーダンス」、タイ南部の歓迎の踊り「ブンガーダンス」、タイ中央部の鮮やかな扇子を使った「ビチャーニーダンス」、タイ北部のお客を心よりお迎えするという歓迎の踊り「フィンガーネイルダンス」などが楽しめます。
ビルマによる侵略の危機にあったアユタヤ王朝時代に素手で敵兵を倒す武芸として誕生した歴史を持つタイの国技、立ち技最強と言われる「ムエタイ」。選手は手、足、肘、膝を使うことができ、攻撃方法に細かなルールは定められていないようです。1ラウンド3分の5ラウンド(15分)制で勝敗を決定します。
外からしか見ていませんが、バンコクの2大スタジアムは王宮近くにある「ラチャダムヌーン・スタジアム」と陸軍系専用スタジアムの「ルンピニー・スタジアム」、2つのスタジアムで順番に試合が行われているので、ほぼ毎日開催されているようです。いずれもリングサイド席で2,000B(約6,500円)とタイの物価から考えるとかなり高価です。
写真は実際の「ムエタイ」ではなく、ショーとしての「ムエタイ」、試合前に行われる勝利を祈る「ワイクー」と呼ばれる独特の踊りなどを紹介されたものです。それでも、試合が始まると、充分に迫力があり、防御はしているもののハイキックで倒れたりします。 |