Kingdom of Thailand タイ王国
 
 バンコクのホテル、交通、食事など
    ・・・枠の付いた写真は、クリックで拡大表示されます・・・

      100.jpg (6320 バイト) 100バーツ(約320円)

      500.jpg (6045 バイト) 500バーツ(約1600円)

 写真は100Bと500B、1B=約3.2円。紙幣は10,20,50,100,500,1000の6種類、でも10B紙幣は見たことありません。いずれも現国王の若い時の肖像画が描かれています。チップやちょっとした物(路上で販売しているようなお土産など)の購入などに20Bはかかせませんでした、あると便利です。

 人口は約6,200万人、首都はバンコク、人種の大多数がタイ族(その他、華僑、マレー族、山岳少数民族等)、言語はタイ語、仏教が95%を占めます。タイ王国の基礎は13世紀のスコータイ王朝より築かれ、その後アユタヤ王朝(14〜18世紀)、トンブリー王朝(1767〜1782)を経て、現在のチャックリー王朝(1782〜)に至っています。日本との時差は2時間、サマータイム制は導入されていません。

 写真は上から、成田からバンコクへ直行便のあるシンガポール航空。2006年9月28日、バンコクの東にあるサムット・プラカーン県に「スワナプーム空港(バンコク新国際空港)」が開港しました。黄金の土地を意味するもので、東南アジア最大、バンコクの中心部からは約25km、現在は道路によるアクセスのみですが、道路に沿ってモノレール(電車?)の高架橋が建設中でした。入国に際しては、機内でもらった出入国カードが必要です。特に記入に困ることはないですが、入国カードの裏面にはYearly incom(年収)をチェックする項目があります(US$)。出国時には空港使用料チケットを購入し、出国審査へ向かう前に確認されます(パンチされるだけで、回収されません)。500Bでしたが、700Bに値上げされるとのことでした。

 バンコク市内にはヒルトン、グランド・ハイアット、ペニンシュラなど高級ホテルから、機能的な都市型ホテルまで、高いビルはほとんどがホテルといっても過言ではないくらいに建ち並んでいます。宿泊したのは、高さ309mというバンコク一高さの高いホテル、BAYYOKE SKY HOTEL。市内のどこからでも見ることができるランドマーク、部屋からの眺めも最高、展望台からは車がミニカーのようでした。展望台には写真のようなモニュメントも飾ってあります。ただし、地上階からフロントの18階までエレベーター、ここでエレベーターを乗り換えて部屋の階へ行かなければなりません。部屋から食事や展望台に行くには、まず部屋の階からフロントまで降りて、エレベーターを乗り換えて上がる・・なんとも困難です。もし火災でも起きようものなら、絶対助からないという覚悟で宿泊しました。

 写真の観覧車は「スアン・ルム・ナイトバザール」、毎晩開かれている大型ナイトマーケットに併設されていました。食べ物だけでなく雑貨やアクセサリーなど約3,700もの店が集まっているとのことです。観覧車に乗るためには100B(約320円)、チケットを渡し日本同様に乗り込みますが、乗るためには完全に停止させます。怖いほどではないですが、かなり速い、本当に速い、その上、途中で止まります。真上で停止したのでサービスと勘違い、実は次のお客が乗るために完全に停止させただけ、真上で止まったと思うと、途中でも止まります、でも動くと速い・・・こんなことを繰り返しながら結局4回転しました。

 ショッピングはサヤーム・スクエア周辺、マーブンクロン・センター、サヤーム・センター、伊勢丹など、2006年末に周辺8箇所におよぶ爆弾テロが起こり、警察官による物々しい警戒態勢でした。パヤタイ地区に移転したばかりのタイ最大規模の免税店、キングパワー・デューティーフリー・ショップへ行きました。ブランド品、化粧品、お酒、タバコのほか民芸品やお菓子なども揃っていましたが、最近では日本国内のディスカウントショップの方が安いくらいですね。

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 なぜか動物の名前の付いているタイのビール、左からChang(象)・LEO・Tiger・Singha。いずれもコンビにでは20B(約60円)程度ですが、レストランでは5倍以上になります(これはどこでも一緒ですね)。アルコールは6vol%ですが、いずれも軽くて飲みやすく、暑い気候にぴったりでした。

 食べ物はスパイシーなものからスイーツまで、バラエティ豊かで奥深く、「すっぱ辛い」のが許せない私も、タイの気候の中では「あんがいいけるかも?」と思ったほどです。

 レモングラスや唐辛子を加えて煮込んだエビ入りスープ、タイ料理を代表する辛味と酸味の複雑な一体感の「トム・ヤン・クン」。ココナッツミルクをたっぷり使った鶏肉カレーの「トム・カー・カイ」。カニが殻ごと入って、溶き卵でふんわりととじてあるカニカレーは「プー・パットポン・カリー」、このソースをあんかけ如くチャーハンにまぶすと絶品です。同じくカレーでは、緑色の唐辛子とココナッツミルクのグリーンカレーは「ケーン・キアオ・ワーン」など。カレーはレッド、グリーン、イエローの3種類がベース、スープはおなじみトム・ヤン・クンのほかにも、マイルドなものやさらに酸味の効いたものなど選択肢は色々です。

 海や川に恵まれたタイでは、カニやエビなどのシーフードが日本よりも安く、たくさん使われます。甘いソース、辛いソース、煮物、揚げ物、炒め物・・・。ちなみに、エビは「クン」、カニは「プー」、イカは「プラームック」、貝は「ホーイ」、魚は「プラー」、辛いは「ペット」、甘いは「ワーン」と言うそうです。ちなみ写真は、「エビ」の養殖池です。
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 ミーという細い中華麺を使った醤油味の焼きソバは「パット・ミー・スワ」。細めの米麺を使った焼きソバは「パット・タイ」。ほとんど生のモヤシや野菜をからめて食べます。

 タイ風シャブシャブは「タイスキ」。鶏がらスープに野菜や魚介、肉を入れて、火が通ったら辛めの「たれ」で味わいます。日本の「鍋」と同じで、最後は麺や雑炊を楽しみます。

 なんといってもフルーツが一番、タイは一年中色々なフルーツがあります。季節外れだといいながらも、価格が少し高いだけで1月でもフルーツの女王「マンゴスティン」も、ふわふわとした長い毛に包まれた「ランブータン」も食べることができました。もちろん一般的な「すいか」「パイナップル」「マンゴー」「パパイヤ」はデザートとして食後には欠かさず登場しました。「ファラン」と呼ばれるグァバは、リンゴとナシをかけ合わせたような「洋ナシ」とも違うさっぱりした味。「カヌン」は、木になる果実として世界最大といわれるジャックフルーツ、一見ドリアンに似ていますが、皮のとげが小さく通常は10kg程度ですが、時には50kgになることもあるとのことです。そのままでも、もちろんおいしいですし、ドライフルーツにしても食べられています。
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 右一番上の写真は、焼きバナナの屋台。このほか薄いミルクせんべいの上に卵白をのせる「カノムプワン」、切り分けたフルーツを袋詰めにして売っている屋台、生ジュースやココナツを売っている屋台など・・・ デザート屋台だけでもたくさん目にすることができます。

 たくさん栽培されているのを見ることができるサトウキビから、砂糖を作ると思っていましたが、ヤシの花のつぼみの先端を切り、そこから出てくる液を煮詰めて砂糖を作るようです。またヤシの花の蜜は、砂糖の原料とともに、椰子酒の原料にもなります。この花序液は、根から吸い上げられてきた液に、葉の光合成によって作られる糖が溶けたもので15%の糖度があり、この花序液を煮詰めたものが椰子砂糖です。

 また砂糖だけでなく、塩も有名です。写真のような塩田で塩を作り、袋に詰めて国道沿いで販売されています。無添加でかなり「辛い」本来の塩です、また塩田では塩だけでなく、魚も捕れるので、干物なども販売されており、それを狙ったネコとバックは販売されている塩と魚の干物。
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 下部の写真は「タピオカ」畑。タイではキャッサバという芋がたくさん栽培されており、それがあのタピオカになります。タピオカが芋から作られるとは聞いていましたが、一面のそのキャッサバ畑を見たのは初めてでした。
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 タイといえば「トゥクトゥク」、オートバイのエンジンに客席を乗せたオート三輪。基本的な形こそ同じですが、色も飾りも個性的で見ているだけでも楽しくなります。また、タクシーは「TAXI-METER」と表示してある緑と黄色、赤と青、その他にも青、オレンジ、紫などとにかくカラフルで多い、また狭い路地などを速く行き来するために、番号のついたベスト(ゼッケン)を着たオートバイの「モーターサイ」。タクシーよりも安くて速いようですが、ノーヘルで車の間を縫うように走る乱暴な運転を見ていると、ちょっと遠慮してしまいます。

 朝夕のラッシュはすごい、確かに二輪や三輪が邪魔をしているとは思いますが、車の絶対数は東京や横浜の方が断然多いはず。でもあんなに渋滞はしません、タイに限ったことではないですが、北京・上海・香港・シンガポール・台湾など、どこも渋滞に悩まされますよね、道路が狭いとも思いませんし、どこに原因があるのかわかりません・・・。

 ガソリンスタンドは、全てコンビニエンスストア併設型でガソリンは、25B/L(約80円)。ほかの物価と比べれば高く、車はTOYOTA、NISSAN、HONDA、MITSUBISHI・・・ほとんどが日本車で、その価格は日本の約2倍(2L乗用車が400万円)、平均年収の2倍くらいでしょうか。また意外だったのは、それらの車が比較的新しくて、あんな乱暴な運転なのに傷やへこみのある車は少なく、それなりにきれいな車が多かったことです。高速道路は車の全長による三段階の料金体系のようでした。

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公園や観光地だけでなく、庭先にも道路の分離帯にもたくさんのきれいな
花を見ることができます。ブーゲンビリアやハイビスカス、ガーベラといった
日本でもお馴染みの花から、初めて見る花まで本当にきれいでした。

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