Republic of Tajikistan
    タジキスタン共和国
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 面積は約14万平方km、人口は約930万人、首都はドゥシャンベ(Dushanbe)、民族はタジク系、ウズベク系、キルギス系、言語は公用語のタジク語、宗教はイスラム教スンニ派が最も優勢でパミール地方にはシーア派の一派であるイスマーイール派の信者も多い。中央アジアに位置する高山の国、日本からは遠く離れていてあまり知られていない国ですが、旧ソビエト連邦に属し、日本には見られないような観光スポットがあります。
 ペンジケントは、タジキスタンとウズベキスタンの国境付近の町。そのペンジケント近くにあるペンジケント遺跡は5,000年以上も前のもので、世界遺産にも登録されています。この町は、かつてシルクロード交易で活躍したソクド人の町です。
 ウズベキスタンからバスで国境まで行き歩いて入国しましたが、国境の職員はウズベキスタンもタジキスタンともにフレンドリーで、待たされることもなくスムーズに入出国することができました。
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 《ペンジケントの入口》 《旧ソ連時代から残る建物》   《国境近くのヒマワリ畑》  《酪農が盛ん・・》


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  《ペンジケント遺跡群と高台から望む街並み》

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《ペンジケント遺跡》
 5世紀からソグド人が住んでいた古代都市の遺跡。8世紀、アラブ人に襲われ、 住民に放棄されたペンジケントは、その後新たな建造物が築かれなかったため、 ソグド人の古代遺跡の中でも、原形をとどめた状態で発掘されています。遺跡には、宮殿やゾロアスター教の神殿のほか商店、住居の跡がわずかながら残っていますが、まだまだ発掘途中のようです。
 春は緑に覆われるようですが、訪れたのは8月で辺りは茶色一色。そんな中で生きる様々な草花が印象的でした。

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     《炎天下の中、発掘を継続中》

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《サラズムの遺跡》
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《サラズムの王女》     《いずれは立派に・・》

《サラズム遺跡》
 サラズムとは「地の始まるところ」を意味し、紀元前4,000年から3,000年末に中央アジアにおいて人間が定住生活を発展させたことを示す遺跡です。遺跡から、この地域における都市形成の初期的発展を見ることができ、中央アジアで最も古い定住地のひとつで、遊牧民の家畜放牧に適した山岳地帯と、農耕に適した広大な流域にはさまれています。サラズムは新石器と青銅器時代に交易や記念建造物を発展させた原始都市の中心で、居住地はゼラフシャン川左岸、タジキスタンのソグド州にあるペンジケントの15km西に位置しています。豪華な副葬品を伴う大きな環状列石の中に埋葬されていた「サラズムの王女」の墓によって、サラズムが階層社会構造であることが証明されました。2010年に世界遺産に登録されましたが、保護のために設けられた五つの屋根のみで、いずれは入口の門をはじめ、種々の設備が整って世界遺産っぽくなるのでしょう。
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      《博物館の建物と周りの公園》

《ルダーキ博物館》
 ルダーキは10世紀頃に活躍したペンジケント出身の文学者・詩人で、タジク語を作った人だそうです。その名をとった博物館には、発掘品や壁画の写し、民族衣装などが展示されていて、タジキスタンの歴史や自然が紹介されています。

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《ルダーキ博物館》
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 《バザール》
 ウズベキスタンのサマルカンドへと続くザラフシャン川沿いにある人口約6万人、東西5kmほどの小さな町ペンジケント。シルクロードの交易商人として活躍したソグド人の古代遺跡が残る国内随一の観光都市で、市街地には庶民の生活用品が並ぶバザールが見どころです。サマルカンド中心部のバザールよりもパンや果物などが多く、より庶民的な感じがしました。お店の方だけでなく買い物客も「どこからきたのか」や「Nihao」、「こんにちは」と声をかけられます、サマルカンドまで約50kmのため、国境を越えて日帰り往復する観光客も多いようです。

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