Democratic Socialist Republic of Sri Lanka
  スリランカ民主社会主義共和国
   シギリア(シギリアロック)、キャンディ仏歯寺院、ペラヘラ祭り、コロンボ観光など
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     《キャッサバ》           《パパイヤ》               《道路沿いで果物を販売する露店》

 スリランカの食事は、ほとんどがカレー味。バナナの葉にくるんだランプライスは手でいただきます、カレーといえばお隣のインドが有名ですが、タンドリーに代表されるようにインドではヨーグルトを用いるのに対して、スリランカではココナツミルクを用いるとのことです。椰子やバナナはいたる所で実っていますが、タピオカの原料になるキャッサバやパパイヤ、マンゴーなども栽培されていて、道路沿いに果物を売る露店を沢山見かけます。バナナだけでも27種類あるらしく、ホテルのバイキングでも果物は充実していました。

《シギリア・ロック》
 スリランカで一番人気の観光地は、何と言ってもこの「シギリヤロック」です。 遠くから見るとそれほど大きくは見えないのですが、近づくとその名の通り巨大な岩山で迫力があります。

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    《シギリアロック全景》   《ライオンの入口から》

 まず、お濠を渡ってシギリヤロックに向かっていくと、貯水池の跡や小さな噴水などがあり、ここはただの岩山ではなく、かつて人々が暮らした都だったのだと気付かされます。敷地内には貯水池があり広い庭園になっていて、そこを抜けると、いよいよシギリヤロック登山の始まりです。初めは巨大な岩が折り重なる間を抜け、自然のままのような階段を登っていき、しばらく石の階段を登ったら、次は鉄製のらせん階段を登って、断崖の中腹にある、シギリヤレディを見に行きます。最初の見どころは、シギリヤレディと呼ばれるフレスコ画で、以前は岩肌に500人ほどの女性が描かれていたそうで、写真撮影もできたようですが、現在(2016年)では、見ることができるのは18体のみで写真撮影もできません。今でも色彩が鮮やかで美しいシギリアレディを見たら、一方通行のらせん階段を下りて、しばらく進むと展望台の広場に到着します。ここは宮殿跡で、ここまで来れば登山も半分以上終了です。

 今は足しか残っていないライオンの大きさに圧倒され、以前はライオンの口に人が入っていくようになっていたことを想像させます。ここからは少し急な階段をひたすら登れば頂上に到着です。頂上から見渡す周囲にはジャングルが広がり、頂上には遺跡が残されているので、遺跡を見ながらの散策も楽しめます。ライオンの入口まで戻ると降り口専用のシギリアレディを通らない近道があり、かなり早く下山できます。また途中にはコブラ岩や本物のコブラの見世物(写真撮影は100ルピー、約80円)を見ることもできました。

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《登山開始と山頂にて》

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《シギリアレディのらせん階段、ライオンの入口、山頂の遺跡》

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《下山途中に楽しめるコブラ岩とコブラの見世物》

《仏歯寺院》
 仏陀の歯が祀られているキャンディの仏歯寺院、世界遺産の街キャンディはシンハラ王朝最後の都が置かれた町で、キャンディの街全体が世界遺産として登録されています。キャンディ湖という人造湖のほとりに整備された街並みが広がり、落ち着いた雰囲気のキャンディの中心部には、コロニアル風の白い壁の建物が多く見られます。仏歯は、スリランカの王族によってインドから持ってこられたそうで、年に一度、8月に行われるペラヘラ祭りの際には、仏陀の歯が象の背中に乗ってキャンディの街を練り歩きます。


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        《仏歯寺院とペラヘラ祭りを待つ象》

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         《仏歯の乗せられたペラヘラ祭り》
《ペラヘラ祭り》
 スリランカのペラヘラ祭りは『アジア3大祭り』の1つともされ、スリランカの古都キャンディで1週間に渡り開催される大規模なお祭りです。ペラヘラは「とまらない流れや行列」を意味し、キャンディアンダンスをはじめとしたスリランカの様々な伝統舞踊を堪能できるほか、ペラヘラを代表する着飾った象のパレードは圧巻です。約10日間に渡るペラヘラ祭りは、毎年8月の満月が最終日、最大のお祭りとなります。毎日多少時間が異なりますが、午後7時30分から8時頃に、仏歯寺から上がる花火の合図でスタートします。

 8世紀以上に渡りインドで大切に保管されていた仏歯は、当時インドを支配していたグハシヴァ王の義理の息子と娘であるダンタとヘママラによってスリランカにもたらされ、その旅の途中、様々な困難にぶつかりますが、仏歯の神秘的な力により困難を乗り越えることができたとされています。仏歯は紀元前3世紀アヌラーダプラに建設された寺院に納められましたが、他の地域からやってくる侵略者たちから守るためにその後ポロンナルワの他、さまざまな都市へと仏歯は譲渡され、それぞれ特別な寺院が建てられ、最後にキャンディの仏歯寺へと通じていきます。この長い歴史の間に、仏歯は仏陀の象徴として大切にされ、この仏歯を崇めるためにスリランカでは様々な習慣やお祭りが生まれました。キャンディで毎年開催されるペラヘラ祭りもその1つで、仏歯の神秘的な力により雨がもたらされ発展してきたとされていることから、雨季がはじまる8月の満月の日(エサラ・ポーヤ)に行われることになったようです。

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              《ペラヘラ祭り》

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《インド洋と建設中のロータスタワー》

《コロンボ》
 インド洋に面しているスリランカの商業上の首都、コロンボはその都市のほぼ中心に、海に面してゴールフェイスグリーンがあります。ここは5ヘクタールもの広さを誇り、海岸沿いの散歩道や出店、芝生が整備されているスリランカ市民にとっての憩の空間となっているようです。早朝や夕方は、ジョギングや散歩をする人々が、週末や休日になると家族や友人等と散歩や凧揚げ、スポーツをするコロンボ市民でいっぱいです。
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  《ゴールフェースグリーン》   《聖書の形のバイブル山》

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 スリランカの公共交通といえば何といってもTukTuk(トゥクトゥク)が代表格、TukTukを見ない道路はないくらい街中にあふれかえっています。 料金は初乗り0.9kmまで50ルピー(約40円)で、その後は100メートルごとに4ルピー(約3円)ずつ加算されるようです。TukTukはインド製でエンジンは200cc、運転手を含めて4〜5名乗車するのでスピードは出ませんが、渋滞するバスや車の間でも縫うように走り去ります(車のクラクションを無視しながら・・)。

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