《 シンガポールドル ５ＳＧＤ紙幣 》
写真は５ＳＧＤ、1ＳＧＤ=約６４円(2003.12)
赤道の１度北に位置する近代国際都市、国名は獅子の都（サンスクリット語）と言う意味。1965年に都市国家として独立以来、多民族都市の多様な表情を見せる。
最高気温は年間を通じて３０℃、最低気温は２５℃。降水量は３月〜９月が150mmと少なく、１１月〜１月は200mmを越えます。時折、写真のようなスコールに見舞われますが、その時間は短くお茶をしていればしのぐことができ、気温が高いわりに木陰は涼しく、風が心地よく感じられます。
《マーライオン公園》
「ライオン・シティ」を意味するシンガポールのシンボルとしてあまりに有名。2002年4月に30年間過ごした場所からエスプラネード橋向かいに移転、一大リニューアルで像を囲む桟橋ができ、写真も３方向から撮影が可能です。観光客の記念撮影だけでなく、結婚の記念写真撮影に訪れるカップルも多いようです。
《リバーボート》
1819年、東インド会社の副総督StamfordRafflesが上陸したと言われる場所。白いラッフルズの像があり、その付近からボートに乗り、マーライオンやボート・キー、クラーク・キーなどを見て回るクルーズがお勧め。料金は大人12SGD(約800円)、約30分の行程。Quayは埠頭の意味で、シンガポール川沿いにあった古い倉庫を改装して作られたおしゃれなレストラン街になっています。
リバーボートから目に入るユニークな形状のランドマークは、エスプラネード・シアター・オン・ザ・ベイ。2,000人収容可能な劇場とコンサートホールなど2002年に完成した文化総合施設で、その形から「ドリアン」と呼ばれているようです。
カナベ橋の川向こうが、ラッフルズが初めて上陸した場所で、ここから貿易港としての歴史がスタート。フラトンホテル（旧フラトンビル）など植民地時代の建築を多く見ることができます。
《近代都市のもう一つの魅力、熱帯雨林》
広さ52ha、1859年に建設された植物園、園内には国立欄園もあり、数百種類の蘭が栽培されています。超高層ビルの立ち並ぶ市街地を少し離れるだけで、緑深い熱帯雨林の息吹を感じることができます。日本で買って育てる鉢植えの観葉植物が、とても見事に自生しています。
1827年にインド商人によって建てられたヒンドゥー寺院で国の重要建築物に指定。天然痘やコレラなどの伝染病を治す力があるといわれている女神(マリアマン)が祀れれており、靴を脱げば無料で見学できます。が、その写真を撮るのは有料です。
国民の７割以上が中国系、1821年、中国福建省から出発した初めての移民目的のジャンク船着岸地点に近いエリアに町を形成し始め、現在に至っているという。漢方・雑貨・食堂、見るだけでも楽しいが、中国系シンガポール人にとってもチャイナタウンは愛すべき下町なのかも知れません。
アラブストリートは、スパイスの香り、サリーや小物の鮮やかな色彩、流れ聞こえてくる音楽などからイスラム文化を色濃く感じることができます。1824年に最初のモスクが建立され、その後1924年に現在の形に再建されてから、5,000人を収容できるようになったようです。服装が整って(露出が少ない)、靴を脱げば内部を眺めることも撮影することもできます。絨毯には、一人一人の位置が示され写真のようにお祈りをするのでしょう、ただし写真の女性はムスリムではなく、仏教徒ですが・・・。
→ 国立蘭園で見つけたリスのカップル？