《 RINGGIT リンギットマレーシア １ＲＭ紙幣 》
写真は１ＲＭ、1ＲＭ=約２９円(2003.12)
赤道のすぐ近く、北緯１度から７度に位置する日本の約９割の総面積を有する国、国土の約７割は熱帯雨林に覆われ、四方を海に囲まれた自然の宝庫。一年中太陽の光に恵まれた常夏の国ですが、朝晩はしのぎやすくリゾートライフを楽しめます。
《マラッカ海峡》
インドネシアから追放された王子により興隆された都市マラッカ、アラブ・中国・南米からの商人や商船が頻繁に訪れるようになり海洋基地として栄えた反面、覇権取得の抗争が繰り広げられてきた歴史の街。ポルトガル・スクエアを抜けるとマラッカ海峡の浜辺に降りることができます。そこは、きれいな響きとは異なり「ムツゴロウ」がたくさん生息している泥の浜辺でした。足を踏み入れると数10cmも埋まってしまいます・・・経験者談。
《セント・ジョンズ砦》
ポルトガル・スクエアの小高い丘に石を組み上げたセント・ジョンズ砦。砦には、マラッカ海峡だけでなく、周囲をぐるりとカバーする大砲が生々しく残っています。サンチャゴ砦のように観光地化されてなく、夕刻には若い地元のカップルが訪れる程度のようです。
《キリスト教会、オランダ広場》
マラッカの市街地は、くねくねと曲がりくねったマラッカ川の両岸に広がっていて、川がマラッカ海峡に注ぐ河口部分を軸に半径1km以内に収まっています。中心部には時計台のあるロータリーがあり、マラッカ一番の見所が集中しています。風車のあるオランダ広場、そのすぐ隣のキリスト教会、そして丘の上にはサンチャゴ砦です。教会の中も見学撮影が自由になっています。
1511年、マラッカはポルトガルによって占領され、次いでオランダ、イギリスと支配はマレー半島全土に及びました。マラッカの街並みにはマレーシアの歴史と、歩んできた時代の面影が凝集されているようです。サンチャゴ砦もその代表的建造物ですが、生々しい歴史の反面、とてもきれいに整備され、観光地化されています。砦の上では、ビートルズナンバーを弾き語るストリートミュージシャンを見かけました。
《マラッカ・スルタン・パレス(王宮)、独立宣言記念館など》
マレーシア誕生の歴史は浅く、独立は1957年８月31日（ちょうど私と同じ歳)のことです。14世紀のマラッカ王国成立から、長い植民地活動の後、マラヤ連邦として1957年に独立、1963年にボルネオ島の２州とシンガポールが加盟してマレーシア連邦が発足しました(シンガポールは1965年に分離独立)。ここ王宮や独立宣言記念館では、これら歴史の一環に触れることができます。マラッカ市街地には、アジアでお馴染みの「リンタク」がたくさん走っています。ホテルとチャイナタウン間、オランダ広場、サンチャゴ砦周辺など観光客目当てです。料金は距離と人数(1or2)で異なりますが、日本の感覚からは非常に安価です。
《骨董品街、チャイナタウン》
時計台のロータリーからマラッカ側の橋を渡ると、狭い路地と古い街並み・・・街の雰囲気がガラリと変わります。異国情緒たっぷりの家並み、看板、たくさんの骨董品店、仏教寺院や中国寺院、時代感覚がなくなってしまいそうです。
国教はイスラム教ですが、信仰の自由が憲法で認められているので、仏教・ヒンドゥー教・キリスト教など多くの宗教が定着しているため、様々なスタイルの寺院を見ることができます。
→ マッラッカ(馬六甲)の実、苦くて酸っぱい！