《シチリア島》
イタリアの特別自治州、人口は約500万人、面積は日本の四国よりやや大きく、州都はパレルモ。活火山のエトナ山を中心に豊かな自然や海の幸に恵まれ、ワインやオリーブをはじめ地中海気候で冬も比較的温暖な気候・・のはずが、訪れた2014年末は観測史上初？の雪景色、スタッドレスもチェーンもない車は立ち往生、これはこれで旅のいい思い出になりました。
「トゥルッリ」というトンガリ屋根に白い壁の童話の世界のような家々が建ち並ぶアルベロベッロ。内部が見学可能な家や、屋上テラスに登らせていただける家もあります。アルベロベッロに嫁いでお店を始められた「陽子の店」も内部や屋上テラスに登らせていただけます。
《アルベロベッロの全景》
《日本人「陽子さん」のお店》
《モンティ地区のお土産物店通り》
訪れた時期はクリスマスを過ぎていましたが、夜のアルベロベッロは一面がクリスマスバージョンでした。青い通り、赤い通り、教会ではコンサートも開かれ、ここで暮す方だけでなく観光客も一緒になってものすごい人出でした。翌朝になると人通りもなく、トンガリ屋根と白い壁がひっそり建ち並ぶ童話の世界を楽しめました。
《青いアルベロベッロと赤いアルベロベッロ》
《クリスマスバージョン》
《教会とトゥルッリの内部》
《フェリーと船内》
ヴィラ・サン・ジョバンニからフェリーで、シチリア島へ。地中海の要衝にあって紀元前から古代ローマ人やギリシャ人が戦いの舞台にしてきたため、ビザンチンやアラブなどの異文化が融合した数多くの文化遺産が残り、島全体が大きな博物館となっています。
⇒ フェリーのチケット シチリア島南西部の丘陵にある街、アグリジェント。ギリシャの植民地として紀元前6〜5世紀に栄え、当時築かれた神殿が建ち並ぶ「神殿の谷」は圧巻です。原型をほぼ完全に残したコンコルディア神殿などが過去の栄華を伝えてくれます。るるぶでもお馴染みの日本人ガイド「ヨーコさん」の流暢な日本語の説明も楽しめました。
《ジュノーネ・ラチニア神殿、コンコルディア神殿》
《ギリシャ神殿建築の傑作》 《ガイドのヨーコさん》
《季節はずれのアーモンドの花》
《傘松並木と紀元前の道》
《コンコルディア神殿への道、囲いのない本物の遺跡》
《パレルモ》
紀元前8世紀、フェニキア人によって開港された「パレルモ」は「良港」の意味、アラブ、ノルマンなどの異民族から支配された歴史を物語るエキゾチックな建物が並び異文化の香りがする街です。
《マッシモ劇場》
《クワトロカウンティ》
ノルマン王宮の2階に設けたアラブ・ノルマン様式の礼拝堂、大理石のアーチにモザイク画がちりばめられた内部は、キリスト教美術の最大傑作と称賛されるほどです。通ることはできませんし傾いていませんが、銅製の扉は「ピサの斜塔」の建築家「ピサーノ」制作だとか・・。
《ノルマン王宮》
アラブ様式の建物を12世紀にノルマン人のシチリア王ルッジェーロ2世が改築、アラブ・ノルマン様式の代表建築です。
イオニア海に面して標高400mのタウロ山の中腹にある高級リゾート地、タオルミーナ。紀元前4世紀に誕生した街で神話の舞台にもなっており、美しい自然と歴史的建造物が織り成す東海岸の旅情が楽しめます。
《ギリシャ劇場》
紀元前3世紀に建てられた円形劇場、ローマ時代に改修され当時の劇場としては世界で3番目の規模を誇ります。高台にあり海とエトナ山の眺めが素晴らしく、今でも劇場として使用されていることが驚きですね。
荒々しい岩山と対照的なレンガ色の洒落た屋根の家が海沿いに建ち並ぶ街、チェファル。映画「ニューシネマパラダイス」のロケ地として知られ、絵のように美しいビーチでゆったりした後は、街のメインストリート「ルッジェーロ通り」でお土産やカフェも楽しめます。・・訪れた日はあいにくのお天気で、海は白波が立つほどの風で、のんびりビーチを散策することもなく打ち寄せる波しぶきを楽しみました（笑）。
《Alitalia航空、パレルモ〜ローマ〜成田》 《イタリア旅行のお土産》
