《カナダドル紙幣:1$≒120円》 《エアーカナダの国内線飛行機、》
《カナディアンロッキー@飛行機より》
エドモントンはアルバータ州の州都で、カナディアンロッキーへのゲートウェイとなる街です。成田空港からバンクーバーへ、そして国内線に乗り換え1時間弱でエドモントン空港へ、ここはバンクーバーよりも更に1時間、日本との時差が広がります。北緯55度、夏はなかなか太陽が沈みませんが、天気が良いと、日陰は清清しいですが、日中の日差しは刺すように暑いです(長袖帽子は必需品?)。
フォートマクマレーはエドモントンの北東450kmに位置し、世界最大のオイルサンドの町です。私は仕事で訪れましたが、冬の犬ぞりやオーロラ見学が有名な町でもあります。 |
《ホテルと部屋から臨む吹き抜け》
2007年夏、現在のレートは、1カナダドルが約120円、そのため物価は高く感じます。ガソリンはレギュラーで130円/Lと日本同様ですが、コーラはスーパーで買っても180円/ペットボトルとかなり高いです(ホテルだと300円)。食事は昼食でも2,000円、
夕食にビールを付けると5,000円を超えてしまいます。
寒い冬を乗り切るために?。車はクライスラー、シボレー、GMなどアメ車が半数以上を占めます。Jeep、Wrangler、Gra.Cheroをはじめ、日本ではあまり見かけないPTも駐車場で必ず見かけるほどでした。
海外のJeep、PTの写真 |
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《ウエスト・エドモントン・モール》 |
エドモントンの郊外に、世界最大級のショッピングモール「ウエスト・エドモントン・モール」があります。800以上の店舗と100以上のレストラン、プール、スケート場、水族館、遊園地、映画館・・・ やはり氷点下に下がる寒くて長い冬を楽しく過ごす巨大テーマパークなのでしょうね。 |
《Fort McMurrayの往復に乗せていただいた自家用ジェット機とその機内》 |
《ジェット機の操縦席》
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エドモントンの市内空港からフォートマクマレーまで、自家用ジェット機に乗りました。シートは革張りで車と同じ3点式のシートベルト着用、機内は冷蔵庫やコーヒーポット、簡易のトイレも備えています。機体の鼻の部分は開閉できて、荷物を入れるトランクルームになっています。 写真の副操縦士(女性)が緊急時の対応などを簡単に説明するだけで、あっという間に離陸して、全く揺れずに弾丸のように飛んで行きます。今回は計3回乗せていただきましたが、離陸時も着陸時もほとんど衝撃がなく、飛行中もジャンボよりも穏やかでした。もちろん旋廻時には身体が真横になってしまう感覚ですが・・・ |
Oil Sands Discovery Centre
1985年にオイルサンドに対する一般の人々からの高まる関心に応える目的で設立、以来約50万人が訪問。アルバータ州政府により管理され、もちろんSyncrude社をはじめとする多くの会社の補助により運営されています。実際にオイルサンドをビーカーに入れ、熱湯を注いで縣濁液とするデモも実施されています。
Wood Bison Gateway
オイルサンド採掘後は荒らされた土地が延々と広がる・・・と想像していましたが、露天掘り跡はもとの自然に戻す再生プランが継続されています。20年前の露天掘り跡地は、みごとな白樺林に再生され、現在はバイソンが約300頭生息しているようです、バイソンを見ることができなかったのが残念でしたが・・・
Giants of Mining Exhibit
最近まで使用されていたクレーンと掘削機が観光用に展示されています。クレーンの1台は最近オーストラリアへ販売されたのだとかとか。 |
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木々を切り倒し、表土を剥がし(他の場所へ堆積)、その後地表の上層部を掘り起こし、やっとオイルサンドの層に達する・・・ 乾いた大地を採掘するとオイルサンドが出てくると思っていましたが、聞くと見るとでは大違いでした。 |
埋蔵量は約2兆BBL(オイルサンドに含まれるビチュメンの割合は10〜20%)といわれていますが、アルバータ州のオイルサンドの90%は露天掘りでは不可能な深さに埋蔵されていて、これらは「インシチュー」と呼ばれる地中にスチームを吹き込み、柔らかくなったビチュメンを別のパイプで吸い上げる方法がとられます。
現在は露天掘りで可能な10%のうちどの程度が採掘されたか知りませんが、未だに見渡す限りトラック&シャベルで採掘されています。ちなみにトラックのタイヤは700万円/本、4,200万円/1台、わずか9ヶ月で交換され、使用済みタイヤは金属を含有しているため再生不可のようです。 |