Plurinational State of Bolivia
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 ボリビアの面積は110万平方kmで日本の約3倍、人口は約1,100万人、首都はラパス、民族は先住民41%と非先住民59%、言語はスペイン語とケチュア語やアイマラ語を中心とした先住民言語、宗教は大多数(95%以上)がカトリック教徒です。アンデス山の渓谷に位置するボリビアの首都として機能しているラパスの標高は、 3300mから4200mで世界一高い場所に位置する首都です。通貨はボリビアーノ(BOB)で1BOBは16〜17円、ホテルはもちろん、お土産物店やスパーでも米ドルがそのまま使えます。首都ラパスへはペルーのリマからLATAM航空で、その後にウユニまで国内線で移動しました。ウユニ空港は飛行機まで歩いて乗って歩いて降りる・・ 荷物も搭乗口まで運ばれ自分でピックアップする・・ 非常にシンプルな小さな空港でした。
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     《ボリビアーノ》      《ラパスまでのLATAM航空》   《国内線のAmaszonas航空》       《ウユニ空港》
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         《ロープウェイからの空中散歩》

 ラパスはアンデス山脈のすり鉢状の盆地に位置し、斜面に沿って住宅が広がっている風景が特徴的です。ラパス市内は2014年からオープンしたロープウェイに乗れば空中散歩が楽しめます、標高4,000m近くというロープウェイとしては世界一高いところを走る路線で、総延長は都市交通としてのロープウェイの中では世界最長とのことです。

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《ロープウェイ乗り場》

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 石畳の道の両側に植民地時代の建物がそのまま残っているハエン通りは、昔「カウラ・カンチャ」と言われ、リャマ市場があったようです。またハエン通りは、ドン・アポリナル・ハエンに因んで名付けられ、ムリリョの家や楽器博物館などがあります。

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 工芸品や色鮮やかなマーケットが並ぶサガルナガ通りは、非常に個性的な通りです。 また中心部にある魔女のマーケットでは、アイマラの儀式や観光客向けの?お呪いグッズ、魔法の薬などが売られています。
 ムリリョ広場は、植民地時代の優れた建築物、国民的英雄の彫像、植民地期芸術を収蔵する美術館が集まるラパスの歴史の中心地です。「ムリリョ」という名前は、独立戦争で重要な役割を果たしたペドロ・ドミンゴ・ムリーリョが由来となっており、広場にはラパス有数の優れた建築物が集まっています。すばらしいネオクラシック調の窓が印象的なラパス大聖堂、19世紀の軍服に身を包んだ衛兵が門を守る大統領官邸、歴史ある国会議事堂、広場にはグアルベルト・ビジャロエルの胸像、ペドロ・ドミンゴ・ムリーリョの像を見ることができます。

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《ムリリョ広場》

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《サンフランシスコ教会》

 複数の建築様式が融合し、精巧で美しい装飾が施されたサンフランシスコ教会。内部の写真撮影は禁止されていますが、杉の木を使用した金箔の祭壇が目を引く豪華絢爛な空間が広がっています。サンフランシスコ教会が最初に建設されたのは、ラパス創設期の1548年、バロック様式とメスティソ様式が融合した今の形に建て直されたのは、18 世紀でドラゴンやガーゴイルなど神話の生きものの彫刻が飾られています。
 月の丘(谷)は、アポロのアームストロング船長がゴルフで訪れた際に「まるで月のようだ」と言ったことが始まりだとか・・丘の上は公園になっていて、ちょっとしたカフェやレストランもあります。ここからの眺めは最高でイリマニ山をはじめ、浸食された岩山、マッチ箱のような家々、高層ビルなど市内を一望できます。

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《浸食された岩山、月の丘》

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寂れた遊園地「アルマス広場」でイベント用なのか豚を丸焼きしていました。右は、ウユニ村の中心部にあるクロックタワー。

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日用品や奇抜なマネキンの洋品店が並ぶウユニ村の中心部

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         《列車のお墓、どこへ続く線路》
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         《捨てられてしまった蒸気機関車》

 ウユニ市街から東側にある広大な草原に列車が無残な姿で置かれています。「列車のお墓」と呼ばれていますが、確かに展示されているというより捨てられいる感じです、蒸気機関車や貨物車両などが多く置いてありますが、殆どが壊れていたり、落書きされていたりしています。でも車両の上に乗ったり、中に入ったりして写真を撮ることができます。
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        《真っ白な塩の大地とトゥヌーパ山》

 ウユニ塩湖はボリビア中央西部のアルティプラーノにある塩の大地、標高約3,700mにある南北約100km×東西約250km、面積約10,582平方kmの広大な塩の固まりです。現地での本来の呼び名はトゥヌーパ塩原であり、これはウユニを麓に有する山、トゥーヌパ山に由来します。塩原の中央付近で周りを見渡すと、視界の限り真っ白の平地で、雪原の直中にいるような錯覚を起こします。しかしボリビアの国道5号に指定されており、その上を自動車で走行することが出来ます。もちろん一般の自家用車では不可能なので、車高を高めた四駆が無難です。アンデス山脈が隆起した際に、大量の海水がそのまま山の上に残され、さらにアルティプラーノは乾燥した気候であったこととウユニ塩湖が流出する川を持たなかったことよって、近隣の土壌に残された海水由来の塩分も集まって干上がり、世界でも類を見ない広大な塩湖が形成されました。
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 塩湖には、観光客用に塩で作ったホテルが建てられており、壁もテーブルもベッドも全てが塩のブロックで作られています。

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 コルチャニ村など塩湖周囲に住む人たちは、塩を国内外に販売しています。一般食用の塩は、湖の表面の塩を削り取り1m程度の高さの小山を作って乾燥させて作ります。

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 地下水に含まれている空気が一緒に吹き上がり、この水には地中のミネラルが沢山含まれていることから、現地の方は薬用に用いられていたとのことです。

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《摩訶不思議な珊瑚礁とサボテンの島》
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《珊瑚のアーチと島で最も高い9mのサボテン》


 乾季ならではの観光スポットが、サボテンが群生するインカワシ島です。ウユニ塩湖のほぼ中心に突如として現れるこの島は、珊瑚礁の化石でできており、人の背丈を超える高さのサボテンがニョキニョキと映えている景色は摩訶不思議で、宇宙の別の惑星に到着したかのような錯覚に囚われてしまいます。サボテンの最も高いものは9m、年間に1cmしか成長しないということですから、900年もここに佇んでいることになります。また真直ぐなサボテンは雄、枝分かれして実を育んでいるサボテンは雌だそうです。標高が富士山頂の約3,700メートルという高地にありながら、大昔は海の底に沈んでいた場所だったというのですから、地球は神秘に溢れていますね。
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   《インカワシ島の全景》    《塩の大地でランチタイム》

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《天空の鏡、塩山の登山、私はあなたの》
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《ジョーロの中からジャーンプ!》
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《キャー怪獣だ! 逃げる私と戦う女房》

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《水面に映る星空は見れませんでした、流れ星みっけた》

 ウユニ塩湖は高低差が100km四方で50cmしかないことが判明していることから、「世界で最も平らな場所」と言われています。また周囲に比較対象がない真っ白な塩の大地のため、遠近感がなく「トリック写真」が楽しめます。さらに雨季に雨によって冠水すると、その水が波も立たないほど薄く広がるため、水が蒸発するまでのわずかな期間に「天空の鏡」と形容される巨大な鏡が出現します。

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《ラパス市街を走るカラフルなバスと公園で物資の供給を待つ先住民》

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