Austria オーストリアの首都「ウィーン(Wien)」 
 
 シェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿、美術史博物館など
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《オーストリア》
 面積:8万4,000平方km、人口:約820万人、公用語:ドイツ語、通貨はEuro(ユーロ)。
首都Wien(ウィーン)は、神聖ローマ帝国の皇帝として中欧ヨーロッパを統べたハプスブルク家のお膝元。数々の芸術家を輩出してきた芸術の都、ウィーンでは絵画・音楽・建築の傑作を見ることができます。

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《シェーンブルン駅》
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《シェーンブルン宮殿正門》
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《ここから先は撮影禁止》

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【シェーンブルン宮殿】
 ハプスブルク家の夏の離宮として17世紀末に建設がはじまり、マリア・テレジアの時代に完成。外壁は女帝が好んだ「マリア・テレジア・イエロー」で統一されています。でも修復の度に、少しずつイエローの色合いが異なるようで、現在のイエローは少し黄色すぎるように感じました。

 フランスのベルサイユ宮殿に匹敵する宮殿をという皇帝「レオポルト1世」の命により、建築家フィッシャー・フォン・エアラッハの設計で着工されましたが、スペイン継承戦争勃発や皇帝の急逝により中断、マリア・テレジアの時代に大幅な改築が行われ、1749年バロックとロココの様式を持つ現在の宮殿が完成しました。

 部屋の数は1411、ボヘミアグラスのシャンデリアや金箔の漆喰など、内部の装飾はまばゆいばかりです。フランツ・ヨーゼフ1世の執務室、マリー・アントワネットの部屋、漆の間などはもちろん、室内だけでなく手入れの行き届いた広大な庭園も圧巻です。総面積は1.7平方km、東京ドーム36個分の広さで、収集からはじまった動物園も敷地内にあります。


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【ベルヴェデーレ宮殿】             
 左右対称のデザインが優美なバロック建築で、上宮と下宮のふたつの宮殿からなります。オスマン朝による第二次ウィーン包囲からウィーンを守ったオイゲン公の夏の離宮として建築されました。

 下宮正面の池(噴水)は修復中でしたが、上宮から見下ろすウィーン市内も絶景です。

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《ヨハン・シュトラウスの金色像と路面電車:トラムの切符》

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《トラム車内と旧型のトラム》

【市立公園とヨハン・シュトラウス像】
 ウィーン初の市立公園として1862年に完成。中央にウィーン川が流れる園内には、噴水や池が配されていて、散歩やジョギングを楽しむ地元の皆さんを見かけます。

 音楽の都「ウィーン」には偉大な音楽家の像がたくさんありますが、特筆すべきは金色に輝く「ヨハン・シュトラウス像」です。ワルツの父といわれたヨハン・シュトラウス1世の息子で、ワルツ王といわれたヨハン・シュトラウス2世が、バイオリンを弾く姿で立っています。

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【フンデルトヴァッサー・ハウス】
 19世紀末のユーゲント・シュティール興隆から、およそ1世紀を経ようとする1980年代のウィーンに、フンデルトヴァッサーという新たな近代建築家が登場しました。曲線や色彩の多用、自然環境との一体化が特徴です。最初に手がけた市営住宅は、今でのもちろん市民の住宅として使用されています。

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《ウィーンのガウディと称される建築家》

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《入口で迎えてくれる吹き抜け》
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《展示作品とそれを模写する現代の芸術家》
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       《美術史博物館》     《自然史博物館》

【美術史博物館】

 ハプスブルク家の膨大なコレクションを収蔵するヨーロッパ屈指の博物館。フェルメール、レンブラント、ルーベンスはもちろん、ブリューゲルのコレクションは圧巻です。その他、エジプト・ローマ・ギリシャなど古代美術のコレクションが充実しています。

 美術品はもちろんですが、向かいの自然史博物館と対を成す建物の美しさにまず惹かれてしまいます。宮殿のような建物で、マリア・テレジア広場をはさんで対を成しています。
美術史博物館の重厚なドアを開けると、美しい彫刻が施された吹き抜けの天井が迎えてくれます。

 その吹き抜け2階ホールには、1847年創業のカフェがあります。写真は「カフェ・マリアテレジア(5.9ユーロ)」と「エスプレッソ(3.2ユーロ)」で、価格も味もリーズナブル、ただし「カフェ・マリアテレジア」に入っているオレンジリキュールは、かなり多目です。


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  《2階のカフェ》       マリアテレジアとエスプレッソ

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【王宮庭園】
 新王宮の南側に広がる庭園。その一角には、1896年にフィルクトル・ティルクナーにより作られたモーツァルト像が据えられています。像足元で音楽を奏でる天使像の可憐さ、像の庭には手入れされた花々で「ト音記号」が象られています。

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《ベートーヴェンの像とゲーテの像》

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 《ウィーンオペラ座とその庭園》

 オペラ座に限らず、音楽の都ウィーンでは夜毎にコンサートがたくさん催され、新王宮庭園、市立公園、オペラ座付近では、チケット売りに出会います。皆さん日本語が結構お上手で、巧みに話しかけてきますが、物売りのようなしつこさはありません。

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          《ザッハートルテのホテルザッハー》

 1832年、当時16歳のフランツ・ザッハーが考案したザッハートルテで知られるカフェは、フランツの息子エドワルトが開いたホテル・ザッハー内にあります。

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《映画「第三の男」にも登場、シシィの愛したモーツァルトカフェ》
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《弦楽四重奏を聴いたコンサート会場》
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《コンサートがはじまる前のひと時》

    btn2.gif (444 バイト)    A1.JPG (74396 バイト) ⇒ フライングシェフが搭乗しているオーストリア航空
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