ZAMBIAZIMBABWE
  ザンビア共和国,ジンバブエ共和国
  世界三大瀑布:ビクトリアの滝
   ・・・枠の付いた写真は、クリックで拡大表示されます・・・

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    《 ジンバブエドル 》          《南アフリカ航空とビクトリアフォールズ空港》      

ザンビア:面積は 752.61千平方キロメートル(日本の約2倍)、人口は約1,200万人、首都はルサカ(人口約140万人)、
      海抜1,300m、民族は、トンガ系、ニャンジァ系、ベンバ系、ルンダ系など73部族におよび、言語は英語が公用
      語のほか、ベンバ語、ニャンジァ語、トンガ語、国民の8割近くはキリスト教。
ジンバブエ:面積は、ほぼ日本と同じ39万平方キロメートル、人口は約1,300万人、首都はハラレ(人口約160万人)、
      民族は ショナ族(75%)ほか、ンデベレ族(20%)、白人(1%)など、言語は英語、ショナ語、ンデベレ語、宗教
      は、部族宗教とキリスト教

 ジンバブエのビクトリアフォールズに宿泊して、ジンバブエ側とザンビア側から「ビクトリアフォールズ」を見ました。またジンバブエからは、ヘリコプターで空からも世界三大瀑布の流れを堪能しました。観光客は現地通貨への変換ができません、ランドか米ドルで支払いますが、現在(2008年)の物価上昇率は年率:10万580%というとんでもないことになっています。そのため写真のようなゼロがたくさん並んだ紙幣が流通していて、私も記念に「50億ジンバブエドル」を1枚持って帰りました(ちなみに2US$)。ビクトリアフォールズの空港で30US$を支払い、現地でVISAを取得しますが、日本の地方空港よりもさらに小さな空港で、イミグレーションも窓口が2箇所だけ、またその係員がとにかく、の〜んびりと仕事をしてくれます。

 南アフリカに暮らしていたといわれる最も古い民族が、狩猟・採集民族である「サン族」、続いて牧畜民族の「コイ族」。以前は、サン族が「ブッシュマン」、コイ族が「ホッテントット」という名で呼ばれていましたが、現在では○○用語となっていますので注意が必要です。その末裔がカラフルな衣装をまとい、ダイナミックなダンスや乗りのいい音楽を奏でてくれます。またアフリカならでは?の食材を味わうバーベキューも堪能できます。
 写真は、バッファローとイボイノシシ、ダチョウのケバブです。その他、前菜はワニでした、ワニは食用にたくさん養殖されているとのことです。
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                《民族音楽》
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       《バッファローとダチョウとイボイノシシ》

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   《ザンビアのホテル》        《虫除けの蚊帳》

 ザンビアのホテルは、ザンベジ川沿いに広大な敷地を持ち、朝はザンベジ川の朝靄、夕はザンベジ川に沈む夕日の素敵な所でした。庭に野生動物も訪れるようで、数週間前にゾウが庭の木を1本食べてしまった話には驚きました。

 アフリカと聞けば、マラリアや黄熱病などの心配があります。蚊取り線香や虫除けを持参しましたが、ホテルには写真のような蚊帳が準備されていて、田舎育ちの私は子供の頃を懐かしく思い出しました。幸いなことに虫に刺されることもなく、現在帰国後、10日以上経過しましたが、何の症状もありません・・・。

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《肉眼では、もっともっときれい!》
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《台風の中の滝見学》

 ジンバブエとザンビアの国境上にまたがる世界三大瀑布のひとつ「ビクトリアの滝(Victoria Falls)」、現地では「雷鳴の轟く水煙」と呼ばれるだけあって、ホテルからもヘリコプター乗り場からも、いたるところで「立ち上る水煙」を見ることができました。

 滝の高さは108m、幅は1,700m、訪れた7月初旬は水量も多く、本領発揮といったところでした。1855年に英国人探検家が当時の大英帝国ビクトリア女王の名を取ったことはあまりに有名です。ジンバブエ側から観光をはじめ、ザンビア入国後の「ナイフエッジ橋」からの眺めは圧巻、暴風雨の中で滝を眺めれば、水しぶきと水煙で何も見えない・・・?

 でも、各ビューポイントをまわるトレッキングでは、今までにこれだけの虹を見たことがない!という数の虹を、また虹の中を歩く気分は最高でした。もちろん合羽の上下とサンダルは必須ですよ。また満月の夜には、月明かりでかかる幻想的な虹「ルナ・レインボー」を見ることができるようです。
 ジンバブエ側から眺めた後で、ザンビアへ入国します。ザンビアのVISAは、現地で50US$を支払えば簡単ですが、わずか半日の滝観光が5,000円以上か・・・ と考えてしまうともったいない気もします(ザンビアという国に寄付したと考えれば惜しくない)。

 帰りは「ビクトリアフォールズ大橋」を歩いて戻りました。つまりこの橋の途中で、ザンビアとジンバブエの国境を越えます、もちろん事前に出国手続きは終了していますので、無造作に引かれた白線を跨ぐだけです・・・。その後、ジンバブエ側で再度、入国手続きが必要になります。

 ザンビア側ではびしょ濡れになるので、観光客が合羽の着替えをします。私はザンビアのナイフエッジ終了後に捨ててしまいましたが、これをもらってレンタルする商売が成り立っています。失業率がとてつもなく高く、観光が最も効率のよい仕事なので仕方がないのかもしれません、ちょっとした空き地やトイレが設置されているところには必ずといっていいほど木彫りの動物やお皿などを売るお店が軒を連ねています。さらに観光客が歩くような場所には、露店や客引き?が現れます。
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                    《ビクトリアフォールズ大橋》
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                    《歩いて超える国境》
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《体重測定の様子》           
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 ビクトリアの滝、最後はヘリコプターからの観光です。ヘリポートへ到着すると、4名が1組になります。この順番も結構大事! 1番が助手席、2番が後部右、3番が後部中央、4番が後部左と決っているからです(知らなかった・・・)。まず4人のひとりずつの体重を測定します、もちろんよほどの重量級4名でなければ大丈夫なのでしょうが、最大重量に制限があるようです。でも数組見ましたが、ダメといわれたり組み替えたりは、ありませんでした。

 いよいよ順番に乗り込みます。私は2番目だったので、後部の右(奥)に座って、シートベルトをしました。係員が簡単にシートベルトとドアのチェックを済ませると、いきなり上昇します。写真撮影のため後部の窓は全開、エンジン音と風切音がすごいですが、空からの眺めは、やはり最高でした。

 約15分後、ヘリコプターを降りると係員が寄ってきます。そういえば乗り込むときから愛想がよくビデオを回していたな〜・・・ 案の定、DVDの売り込みです。私が愛想笑いをしてヘリコプターへ乗り込む様子や飛び立つ様子、そして満足気にヘリコプターから降りてくる様子がちゃんと映っていました。もちろん途中の景色は今までに撮り貯めたもので字幕も入っています。30US$とのこと、今DVDは1US$/枚、どうせ捨てるのだから安くなるだろう・・・と思ってしばらく買わず、帰る前に半額でどうか? 20$では?と聞いたら、愛想のよかった兄ちゃんが憮然として「30$」とだけ言い放ち、結局買わずに帰りました。
 わずか15分の短い空からの観光ですが、まずザンベジ川の全景を眺め、だんだんとビクトリアの滝に近付きます。約70〜80mの高さまで水煙が上がっているらしく、高度はその倍程度で飛行します。でも滝の上空では、写真のように轟音とともに、ものすごい水量の滝を目の当たりにすることができます。

 ビクトリアの滝はもちろんですが、ザンベジ川沿いに立つ宿泊したホテルも上空から眺めることができます。また、何もないアフリカの大地を実感できるのも空からだからでしょうね。

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《ザンベジ川の全景》       《ビクトリアの滝の全景》
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 z25.JPG (7044 バイト) ヘリから眺めるビクトリアの滝、でも鳥の視線で眺めている人もいました(くやしい・・・)。
     《鳥の視線・・・?》 

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